2011-12-09

三条富小路書店

ただいま、三条富小路書店に参加しております。
ー京都、三条富小路にあるギャラリーh2oが2週間限定で本屋さんに変身します。
 それが「三条富小路書店」。

 ギャラリーがふだんよりお付き合いのあるアーティストたちの手作りの本を中心に、

 本のかたちをしたオブジェや、これは本なのか?という謎の束(たば)まで、
 さまざまな本が大集合します。

http://bookyoto.web.fc2.com/


搬入の日にもうろうろと居座っていろいろ眺めさせていただきました。
あのひそかに心盛り上がる雰囲気はいつでも好きです。

店内と本たちはすごいボリュームで短い時間じゃ到底見切れないので、
会期中ぽつぽつと何度も行こうね。街角の本屋さんのように。

ナイスすぎる「三富書店」のトートバッグも販売されてました。
フーアーユー?


会期は二週間。18日までやっております。
あすあさってはNOT PILLAR BOOKSが書店内書店として出店するそうです。
いくっきゃない。
ARLTをみました。
山脈のような美人と毛もじゃの男。
kudoさんのピアノは何千台よりも多く含み、見渡す限りreikoさんの歌。
ひさしぶりに行けて良かった。
珍しく会場で友達にも会えた。

2011-12-01

『music for evenings』

イシグロレイの個人の制作についての部屋を作りました。
どうぞよろしくお願いいたします。

去る11月27日、28日。
京都は出町柳駅の真裏にある鴨柳アパートメント4号室にて、
イラストレーションの展示をしました。

「music for evenings」は、歌です。
70~80年代イギリスのバンドYoung Marble Giantsの曲名。
Y.M.G.のような絵が描きたいと、この何年かずっと思っていました。









鴨柳アパートは大正時代に建てられた立派な木造洋館アパートメント。
当時、出町柳は鴨川の流れを使って
京都市北部から木材を運搬する中継地点だったそうです。
材木商社を営んでいた会社が建てた洋館で、
玄関すぐと廊下奥の三方向から二階へ上がる階段、
高くて白い壁、縦長の窓、本当に立派な床板などなどどこを切りとっても絵になる素敵な場所なのです。

わたしは大学時代誰かにこのアパートメントの噂を聞いて、
真冬の夕方にりえさんと二人、こっそり館内を覗きに入ったのです。
映画のセットのような雰囲気と住人の方の生活感がまざりあい堂々と。
「やっぱり京都はすごい」と改めて思わされたそんな思い出。

自分が住人になって展示をするとは、そして出てゆくことまでも想像できたわけがない。

見に来て頂いた、Nさん、Hのお二人、Sさん、Mさん、Kさん、Uさん、Sの皆様、S君、Aちゃん、Mさん、Sさん、本当に有難うございました。
急に決めてろくにちゃんと案内もしなかったにもかかわらず来て頂けた事、泣けるぐらい嬉しかったです。

ただの時間、飲み物を飲む、おしゃべりをする、 巡らせる事、想像するを許される事、いろいろがあったような気がする。
頂いた言葉はきっと一生忘れません。
帰りみちでふと、これって初個展やん~とか思ってみたり。
見てもらう事がかくことと同じように楽しいなんて少し前の自分には分からなかったです。