2017-03-27

ノーファンタジー


NO FANTASY / Registrators

90年代や2000年代初頭の日本では70'sスタイルのパンクバンドがたくさん活発に活動していて、レジストレイターズもそういったバンドというか、ブームの着火点のような存在だった、らしい、この頃のバンドのやっていた事というのは本当にすごくてひとつの哲学なんじゃないかというぐらいなんだけれど、私はたくさんのレコードや当時の事を知っている人の話でしか知らないのです。

渋谷系やAIRJAMというのが大文字のPOPだったとしたら、この音楽は小文字のpop。「マイクロポップと夏の扉」みたいな、時代の余計な飾りを落として本質だけ抜き取った音楽。

もう夢はおしまい、現実を生きるんだ、でもこれもまた現実なのだ、みたいな言葉をエッジのある音が区切っていって、私の生きてる日常もこれだと思う。