2015-07-08

sanpo

散歩をする。キョロキョロと熱心なSに小声で話しかける。やがてきゃーっと泣いたり、泣かずにとろとろしたりして、眠る。私は街並みや、路地や、木々や、家々の勝手口や、お天気や、虫や人を心にどんどん留めて行く。それがどうにかSにも伝わるかな?
一日の疲れが肩や腰やこめかみにずんと来るけど、ひたすらぶらぶらと。

2015-07-07

ラジオからbrazilが流れてきた。
「未来世紀ブラジル」挿入歌のバージョン、誰なんだろと思いながらずっと調べてない。
ふっと全部気にならなくなって歌うとsも動きを止めて目が合う。
歌が終わる。

2015-06-28

京都に住んでいる。
くるりはあまり知らない。
けど、梅雨の頃にはくるりとか聴きたいなーと思う不思議。

2015-06-25

Sが二ヶ月になった頃から、毎日(本当に毎日!)夕方の散歩に出ている。
頑丈な抱っこ紐にSを放り込んで、その日の買い出しだったり、振り込みや荷物の発送だったり、うろうろしているうちにSがぐずりだして、ことんと短い夕寝に落ちる。

コンビニでパックのジュースを買う。

レジの店員さん、袋は結構です、ありがとうございます、100円でお願いします、ありがとうございます、ありがとうございます。それで、ああ私はちゃんと存在してるなと確認する。

通り過ぎる自転車に乗った女の子、数ヶ月前まで私も夜に出掛けて、ライブだとか飲みにだとか本屋だとか、そんな毎日を過ごしていたなんて思い出せない。ほんとにそんな事あったのか?

パックのジュースは昔から大好きで変わらない。

2015-06-15

女の子だったことがある人には分かること。
あの夏の日にビキニを着ておいて本当によかったな!

2015-06-14

ひとつ

いいこともよくないこともひとつの同じ平面で受け止められる日が来るかな。今はしんどいも楽しいも別々にあって、お互いに行き来が無いけれど。
目の前の子供は超現実で、絵にかくことはまだできないなあ。

2015-06-09

子供を育てるというのは、小さなあかりをたよりにぐいぐい進んでゆかねばならない事ばかりで、私が怖れているのは一体何なのだろうとしょっちゅう確かめる。子供を横に、いつか罹るかもしれない病気の対処法を調べていたりして(まあそれも大切なんだけど)じゃあ一体今のこの平穏な時間は無いものになるの?とか。先回り、自分の良いところかもしれない。取り越し苦労、行動に移せない、まさか子育てにまでそんな面が顔を出すとは!
楽しまなくちゃな。
楽しむ、むずかしい。

2015-06-08

6月8日

全ての希望的観測が全て本当になりますように、と願う

2015-04-09

深夜、Sが悲鳴のような泣き声をあげたので飛び起きる。ライトをつけて隣の布団。苦しそうにもがくS、あわてて抱き上げるとげっぷと共にびゃっとミルクを吐き戻す。
胸焼けでもしてたのかと、ほっと一安心。服やシーツの汚れを拭いたり着替えをさせたり。Sはすっきりした顔でクーとか、アウ、とか喋っていた。

洗濯かごに肌着とカバーオール、タオル、ガーゼハンカチ、トイレに行く、台所の蛍光灯をつける、うがいをする、水を飲む。

いつか住んでいた部屋の窓からは遠くのマンションがよく見えて、真夜中や明け方に目が覚めたときはどこかの部屋に明かりが付いていないか探していた。今どこかで誰か同じように起きていないかとぼんやり眺めていた。その部屋にいたのは私かもしれなくて、今の私があの眠れない私の視線を知っているような気持ちになる。

Sは眠っていて、Kもぐうぐういびきをかいていた。
いくつものいくつもの真夜中の事をきっと誰も覚えていないのだろうけど、私はきっとずっと忘れないだろう。

2015-03-12

子供がうまれました。
毎日必死で、一時間先のことも分からないうちに、一週間が過ぎていく。
ひとつの命を預かるなんて本当に大変なことだ!


友達が遊びに来てくれてミモザとチューリップをくれた。
外にまだ出られなくて、一日少しだけベランダから周りの屋根を見ている。
春が来てる、らしい。
あともう少し。

2015-02-05

今年の年賀状。もう、二月!

毎年みっつ目標を立てます。
お守りのような言葉をみっつ。
一年は長い、たびたび蹴つまずくから、その度にその言葉を思い出すのです。

でもそうか、もうあと十一カ月。
人生ってみじかいな。